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ミツバチが花粉を集める理由

7月中旬。やはり暑いですが、梅雨もあけて気持ちの良い日が多くなってます。
天気も社会も「未来」は中々読めないものなので「現在」の動きが大事です。様々な事態に備えておくことです。


ハチミツを濾した後、網に残った色とりどりの花粉

ミツバチは野山の花々から、主食であるハチミツ以外に、花粉も集めています。
ハチミツからはエネルギーとなる糖分を、花粉からはタンパク質・ビタミン・ミネラルなどを補給するためです。

群(家族)によって花粉の集め方に差があり、それぞれの群が未来に向けて何をどのくらい蓄えるのか考え方の違いを
うかがわせます。群の過去の経験からそうなるのか、女王の性格的なものなのか、それともたまたま多くの花粉を出て
いただけなのか、予想しかできませんがミツバチが花粉に頼っていることは確かです。

花粉ダンゴ(少し小さめ)

別の記事でも触れましたが、ミツバチは花粉を集める時は後ろ足に通称「花粉ダンゴ」と言われる丸い花粉の塊をつけて、
巣に持ち帰ります。巣に持ち帰られた花粉は、必要なタイミングで食べられるように働き蜂たちが各部屋(巣房)に分けて保存します。

【ダンゴを探せ】花粉ダンゴをつけたミツバチが10匹以上います

花粉は軽くて柔らかくてとても繊細で、指でつまむと簡単に平たくなります。
花粉というだけあって粉状ではあるのですが、花粉ダンゴの塊は少し粘り気があってギッシリ詰まっているイメージです。

花粉ダンゴを木にこすりつけて広げたもの。和名がありそうな色ですね。

春が来て佐久の野山にたくさんの種類の花々が咲くと、黄・白・橙など色とりどりの花粉が巣房に蓄えられ、外も巣内も
百花繚乱となります。ハチミツの栄養価がとても高い理由の1つは、この花粉がハチミツに含まれていることです。
栄養成分の宝庫と言われるハチミツですが、そうなるまでにはミツバチたちの大変な苦労があるのです。

たくさんの花々から少しずつ集めた花粉


みんなで同じ方向を向きさえすれば、みんなで協力するということはこんなにまで大きい力を生むのかと実感する日々です。