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六角形の巣房

できたての巣と卵(巣房内の白く細いものがミツバチの卵)

蜂の巣は芸術的です。
ミツバチたちが腹から出す蝋で作られる巣房は、最初のうちは白く円形ですが、ミツバチが行き来をするうちに段々と押し固
められ、形は六角形になり、色は黒味を帯びてきます。この六角形が接し合った構造はハニカム構造(ハニはHONEYでハチ
ミツ、カムはCOMBで巣を指す)と呼ばれ、強度が抜群だそうです。

ハチミツがぎっしり溜まった巣房たち

ミツバチたちはこの直径約5.3mmの巣房と呼ばれる1つ1つの部屋の中で、様々なことを行います。
子供を育てることや、食べ物を蓄えること、冬を乗り越えることもこの巣房で行われます。

にぎやかな6月上旬の巣(蜂児・蜜・幼虫それぞれの部屋はどこでしょう)

定規も使わずに、まっすぐ規則正しく並んだ巣房を作り上げていて、一体どう連携してるのか興味がつきません。
自分たちの住む家を、無駄なく自在に作ってしまうその生命力は目を見張るものがあります。
この美しい巣房1つ1つに、貴重なハチミツが蓄えられているのです。

ハチミツの入った巣房にフタがされ、冬越しの準備ができた状態

次々と咲いては散る花々に向けてたくましく飛び交うミツバチたちには、帰る場所があります。
次の季節に向けた準備を怠らないミツバチたちから学べることがまだまだありそうです。